11月開催セミナーのご案内

2021年11月9日(火) にJUASにて、はじめようCSIRT(シーサート)対応講座を担当させて頂きます!

コロナ過の中、日本を代表するIT企業のプロジェクト情報共有ツール(サービス)への不正アクセスが問題になっています。弊社でもゼロトラストネットワーク構築時の問題を数件、発見して、トラブルを未然に防いでいる事例があります。

セキュリティに対応できるCSIRT体制の重要性が高まっていると考えます。

弊社では、CSIRT体制構築のためのご支援として、セキュリティアセスメント、要員派遣、トラブルシューティング、定期的な訪問などのサービスを実施させて頂いておりますが、本セミナーでは、CSIRT運営に必要なポイントを説明させて頂きます。ご参加、ご紹介を頂ければ幸いです。

本セミナーは下記の特徴を有しております。
・IPA(情報処理推進機構)のセキュリティガイドラインを考慮(対応)しております。
・CSIRT(Computer Security Incident Response Team、シーサート)に必要な機能や役立つ情報源の提示を行います。
・制御系、工場ネットワーク(イーサネット)での留意点を紹介します。
・IoT時代に対応したセキュリティに関する脆弱性と脅威について説明します。
・盗聴・改ざん・漏洩・なりすましなどの脅威について、事例と防御策・対応策について紹介します。

<内容>
第1部 CSIRT(シーサート)とは
1 インシデントの対応と CSIRT
2 CSIRT 構築について(組織構築、チーム構築、役割などスタートアップに必要な要素を解説します)
3 情報収集と現状把握・問題把握(効率的、機能的な活動を行なうために必要なアクションプランを説明します)
4 想定される要員のスキルや技術力、アサイン、育成方法について

第2部 CSIRT活動を支援する機関・ツールの紹介
1 JPCERT/CCについて
2 JVNとCVSSについて(脆弱性情報の入手方法・見方・その後のアクションプランを説明します)
3 IPAについて
4 情報セキュリティ関連ガイドラインについて(各種ガイドラインの位置づけと基本的な内容を説明します)

第3部 制御系、工場ネットワーク(イーサネット)での留意点
1 鎖国されていたはずのネットワークに黒船がやってきた!
2 導入当初安全だったが、現在はかならずしもそうではない!
3 なぜ侵入されるのか?
4 制御系、工場ネットワークで考慮すべき技術要素について
第4部 IoT導入におけるセキュリティ設計のポイント
1 IoTに関するセキュリティ脅威について(なぜIoTが狙われるのか)
2 IoTセキュリティ問題の事例
3 IoTのセキュリティ設計のポイント
4 開発段階でのポイント
5 運用・保守段階でのポイント
6 IPAなど各種コンテンツの活用について

第5部 標的型攻撃(盗聴・改ざん・漏洩・なりすまし)への対応
1 執拗な標的型攻撃について
2 オーソドックスな攻撃シナリオ(計画・準備・潜入【初期・構築・調査】・実行)
3 マルウェア感染
4 バックドア開設
5 諜報活動・調査探索
6 侵害活動・サーバへの拡大
7 データ窃取・データ破壊・業務妨害
8 対策手法の紹介