自立・主体的な企画力をもつSE育成の難所(インプットとアウトプットの大切さ)

システム部門長や、企業内研修担当の方とお話しをさせて頂く機会が結構ございます。昨今のSE不足の中でも「SEの企画力が弱い」という課題を感じられている方が少なくありません (結構多い共通課題です!)

「既存システムの拡張や決まった指示で動くのは得意だが、自ら課題設定、企画することが苦手である。」とのご認識です。

しかし、とある企業様では、解決のために下記のような数年(約3年)研修をこれまで実施されていて、標準的な企業よりも問題認識をお持ちでアクションをとられています。

① 企画プロセスを学ぶ

② ヒューマンスキル(プレゼン、人と協働する、など)

③ デザインシンキングをベースに発想力、課題設定

「インプット」は十分にされているように感じました。

しかしながら、冒頭の「SEの企画力が弱い」という課題はある訳で、なぜ、「アウトプット」(成果)をあげることができないのか?

もちろん「インプット」(学ぶ)ことは重要ですが、人間学んだものが簡単に実行できるわけではありません。

実行できるようにするためには、コーチがそのための実演指導をすること(見せること)が重要で、その上で経験させることが大事です。その上で実行結果を評価することとほめること、アドバイスをすることが大切です。

「アウトプット」するための方策を立てずに、「インプット」偏重に陥ると、「評論家」、「強いリスク回避論者」出て、新しいチャレンジや魅力ある企画のたねを逆に「潰したり」、「ブレーキ」を掛ける傾向さえ出かねません。

従って、「インプット」「アウトプットするためのサポート」継続的・計画的に実行することが重要と考えています。

「インプット」無しに、根性や命令で「アウトプット」を要求しても、見通しは「暗い」です。

「インプット」しても、「アウトプット」するためのフォローアップをしないと、見通しは「危ない」です。

私は以上のようなことから、「インプット」の講演・コンサルもしておりますが、「アウトプット」するための、「最終インプット」、「経験させ」、「自信をもってもらう」ための活動を現地(現場)にて活動することを心がけております。

 

 

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